
麦 酒
【鑑 賞】 一日が了る麦酒の泡見つめ
昭和前期生まれの俳人・高澤良一(たかざわよしかず)の俳句作品。
一日が終わったときの、安堵したような心境が強く句。
スポンサーリンク
以下、季語「麦酒」の解説です。
【表 記】
(漢字) 麦酒
(ひらがな) ばくしゅ、びーる
(ローマ字) bakushu
【季 節】
夏
【分 類】
人事
【意味・説明】
麦酒とは、いわゆるビールのことです。
スポンサーリンク
【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
熱燗党麦酒党相半ばして
(高澤良一)
学徒われ降臨祭麦酒さゝげ飲む
(山口青邨)
この国の出口は一つ麦酒飲む
(対馬康子)
すぐ席をはづせる位置に麦酒酌む
(鈴木栄子)
だばこちさ寄れと夜汽車の麦酒かな
(平井さち子)
注ぎぞめの麦酒音あり秋涼し
(永井龍男)
何故と問ふこと多き世の麦酒かな
(高橋恵美子)
酒樽の朱のあざやかに夕立す
(内藤吐天)
麦酒つぐや胸中の子も齢五十
(及川貞)
麦酒のむや露台を掩ふ若楓
(島田青峰)
ほろにがき昼の麦酒や男の子得て
(橋本榮治)
【関連季語・子季語】
【他の季語を探す】
◇ 春の季語
◇ 夏の季語
◇ 秋の季語
◇ 冬の季語
◇ 新年の季語
◆ 五十音で探す
スポンサーリンク

