水温む/みずぬるむ (春の季語) 春の季語 水温む 【鑑 賞】いつからとなく水道も水ぬるむ 大正時代から平成初期にかけての俳人・右城暮石(うしろぼせき)の作品。 いつのまにか訪れていた春に対する感慨が伝わってくる句。 &n […] 続きを読む
春の風/はるのかぜ (春の季語) 春の季語 春の風 【鑑 賞】廻廊や燈籠動く春の風 明治時代の俳人・歌人である正岡子規(まさおかしき)の作品。 古風な春の情景が目に浮かんでくる句。 以下、季語「春の風」の解説 […] 続きを読む
霞/かすみ (春の季語) 春の季語 霞 【鑑 賞】富士にたつ霞程よき裾野かな 江戸時代末期から明治中期にかけての俳人・井上井月(いのうえせいげつ)の作品。 雄大な富士山の姿が目に浮かんでくる句。 以下 […] 続きを読む
花曇り/はなぐもり (春の季語) 春の季語 花曇り 【鑑 賞】花曇朧につづく夕べかな 江戸時代中期の俳人・文人画家である与謝蕪村(よさぶそん)の作品。 どんよりと曇った空が目に浮かんでくる句。 以下、季語「花 […] 続きを読む
花冷え/はなびえ (春の季語) 春の季語 花冷え 【鑑 賞】用心の雨傘花冷つゞくなり 明治後期から昭和末期にかけての俳人・及川貞(おいかわてい)の作品。 まだ寒さが残っている春の日の雰囲気が強く感じられる句。   […] 続きを読む
朧/おぼろ (春の季語) 春の季語 朧 【鑑 賞】引いてやる子の手のぬくき朧かな 大正時代から昭和末期にかけての俳人・中村汀女(なかむらていじょ)の作品。 陽気が良くなってきた頃の雰囲気が強く感じられる句。 &nb […] 続きを読む
麗か/うららか (春の季語) 春の季語 麗 か 【鑑 賞】うらゝかや岡に上りつ野に下りつ 明治時代の俳人・歌人である正岡子規(まさおかしき)の作品。 穏やかな春の光景が目に浮かんでくる句。 以下、季語「麗 […] 続きを読む
蜃気楼/しんきろう (春の季語) 春の季語 蜃気楼 【鑑 賞】首のべて通ふ駱駝も蜃気楼 大正・昭和時代の書道家・富永眉峰(とみながびほう)の作品。 蜃気楼が現れている光景が目に浮かんでくる句。 以下、季語「蜃 […] 続きを読む
暖か/あたたか (春の季語) 春の季語 暖 か 【鑑 賞】夜明けから雀が鳴いて暖かき 明治末期から昭和中期にかけての俳人・臼田亞浪(うすだあろう)の作品。 季節が変わった喜びがが感じられる句。 以下、季語 […] 続きを読む
薄氷/うすらい、うすごおり、はくひょう (春の季語) 春の季語 薄 氷 【鑑 賞】薄氷へわが影ゆきて溺死せり 大正末から昭和後期にかけての俳人・三橋鷹女(みつはしたかじょ)の作品。 「溺死」という言葉の選択に鷹女の個性的な感性が感じられる句。 […] 続きを読む