「夏の季語」の記事一覧

ラムネ/らむね (夏の季語)

夏の季語
冷やされているラムネ

ラムネ   【鑑 賞】ラムネ壜玉を抱きて鳴り遊ぶ 昭和時代の俳人・中村草田男(なかむらくさたお)の作品。 ビー玉の鳴る音が聞こえてくるかのような句。       以下、季語「ラムネ […]

晩夏/ばんか (夏の季語)

夏の季語
夏の終りの麦の穂

晩 夏   【鑑 賞】紅くして黒き晩夏の日が沈む 大正時代半ばから平成初期にかけての俳人・山口誓子(やまぐちせいし)の作品。 「紅くして黒き」という表現に魅せられる句。       […]

汗/あせ (夏の季語)

夏の季語
コップに付いた結露

汗   【鑑 賞】兜虫漆黒なり吾汗ばめる 昭和初期から後期にかけての俳人・石田波郷(いしだはきょう)の作品。 漆黒の兜虫によって、真夏の暑さがより強く感じられる句。       以 […]

卯の花/うのはな (夏の季語)

夏の季語
白い卯の花

卯の花   【鑑 賞】行き過ぎて卯の花の皆白かりし 明治末期から昭和前期にかけての詩人・歌人・童謡作家である北原白秋(きたはらはくしゅう)の作品。 卯の花の白さが目に浮かんでくる句。     […]

空蝉/うつせみ (夏の季語)

夏の季語
蝉の抜け殻

空 蝉   【鑑 賞】空蝉の威をくづさずにあはれなり 大正前期から昭和後期にかけての俳人・阿部みどり女(あべみどりじょ)の作品。 空蝉から受ける切ないような心境が感じられる句。     &n […]

夏休み/なつやすみ (夏の季語)

夏の季語
夏の山道

夏休み   【鑑 賞】忙しさを楽しむ母や夏休み 大正前期から昭和後期にかけての俳人・阿部みどり女(あべみどりじょ)の作品。 子供と一緒にいられる母親の嬉しい気持ちが強く感じられる句。     […]

金魚/きんぎょ (夏の季語)

夏の季語
盥の中を泳ぐ金魚

金 魚   【鑑 賞】夕されば赤き金魚にひとを思ふ 昭和時代の俳人・大野林火(おおのりんか)の作品。 そこはかとない寂しさが感じられる句。       以下、季語「金魚」の解説です […]

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