
積 石
【鑑 賞】 ケルンの辺蜻蛉憩へばすぐせせる
昭和前期生まれの俳人・宮坂静生(みやさかしずお)の俳句作品。
ケルンと蜻蛉(とんぼ)の組合せに面白さが感じられる句。
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以下、季語「積石(ケルン)」の解説です。
【表 記】
(漢字) 積石
(ひらがな) けるん
(ローマ字) kerun
【季 節】
夏
【分 類】
人事
【意味・説明】
ケルンとは、山頂や登山に道標(みちしるべ)や記念として石を積み上げたものです。
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【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
足垂らし涼みゐるなりケルンの端
(高澤良一)
鰯雲ケルン角ある石積んで
(松崎鉄之介)
幼な名を呼びケルン積む秋風裡
(福田蓼汀)
ケルン崩れエーデルワイス埋めたる
(阿波野青畝)
ケルン崩れなばまた来て積まん秋の暮
(福田蓼汀)
ケルン積む手にひびきくる山の音
(石原八束)
ケルンには雪が殺到してのこる
(平畑静塔)
ケルン経て風届くなり車百合
(高澤良一)
この秋も行くと山の子に積むケルン
(福田蓼汀)
山荘に颱風禍ありケルン立ち
(及川貞)
師のためと一人言ひ皆ケルン積む
(林翔)
時かけて風の第三ケルンまで
(高澤良一)
万貫の雲のケルンよ雲の峯
(鷹羽狩行)
雪かづくケルンそこより誰も踏まず
(福田蓼汀)
わが影の外に月下のケルン立つ
(岡田貞峰)
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