新 春
【鑑 賞】新春の碧瑠璃これぞと見入りけり
明治後期から昭和中期にかけての俳人・原石鼎(はらせきてい)の作品。
清々しい新年の青空が目に浮かんでくる句。
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以下、季語「新春」の解説です。
【表 記】
(漢字) 新春
(ひらがな) しんしゅん
(ローマ字) shinshun
【季 節】
新年
【分 類】
時候
【意味・説明】
新春は、「新年」と同義です。
Shinshun is synonymous with “shinnen”.
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【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
癒えつつや新春の土少し踏む
(森澄雄)
エスカレータ新春一家つらなれり
(草間時彦)
オリオンは新春のひかり樹海の夜
(渡邊水巴)
曉斎の拳骨啖ふ新春展
(高澤良一)
くも割つて新春の天いさぎよき
(山田みづえ)
兼六園六は新春の形心の姿
(泉紫像)
新春の御慶はふるき言葉かな
(西山宗因)
新春の靴を磨かぬ妻と生活らすか
(藤後左右)
新春の小さき岩よ吾子と来ぬ
(石橋辰之助)
新春の蝶々来たり雪の上
(渡邊水巴)
新春の人立つ書肆に今日も来る
(平畑静塔)
【関連季語・子季語】
初春 新年
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