兜飾り

 


季 節


 


【分 類】


時候

 


【意味・説明】


端午は五月五日の節句で、五節句の一つです。

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【例 句】


雨がちに端午ちかづく父子かな
(石田波郷)

老ぼれて武士を忘れぬ端午かな
(村上鬼城)

大枝を下ろして端午の風の庭
(内田百間)

飾りたる楯のゆゝしや旧端午
(水原秋桜子)

紙菖蒲持てり端午の市人とて
(長谷川かな女)

くちすゝぎ砲声を遠に端午なり
(相馬遷子)

蔵構左右に端午の日影落つ
(水原秋桜子)

心しづか端午の書屋もの書きて
(山口青邨)

丈夫なる泣き声たてて初端午
(阿部みどり女)

端午とて弥山の鷹のこゑすなり
(水原秋桜子)

端午なり家妻われに旅ゆるされ
(及川貞)

端午の湯踵きれいにあがりけり
(高澤良一)

父となる日の待たるるも端午かな
(稲畑汀子)

積草の青き底まで端午の日
(平畑静塔)

葱と見てゆきちがひしが端午の日
(篠田悌二郎)

深草のゆかりの宿の端午かな
(飯田蛇笏)

二人子を預けて病める端午かな
(石田波郷)

厖大なる王氏の昼寝端午の日
(西東三鬼)

孫六が太刀の銘きる端午かな
(田川鳳朗)

丸刈りの歌手の卵の端午かな
(百合山羽公)

 


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