
青 蛙
【鑑 賞】 五月雨や畳に上る青蛙
明治時代の俳人・歌人である正岡子規(まさおかしき)の俳句作品。
部屋に入り込んだ蛙に対する愛情のようなものが感じられ句。
以下、季語「青蛙」の解説です。
【表 記】
(漢字) 青蛙
(ひらがな) あおがえる
(ローマ字) aogaeru
【季 節】
夏
【分 類】
動物
【意味・説明】
「青蛙」は、体の色が緑色の蛙の俗称です。
【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
青蛙藍の葉の暮呼び色に
(内田百間)
青蛙いまし跳ばんの外厠
(岸田稚魚)
青蛙金のよそほひわが庭に
(山口青邨)
青蛙仔馬へ白きのどで鳴く
(中村草田男)
青蛙ちまちまとゐる三五匹
(日野草城)
青蛙土下座ならずと高鳴ける
(中村草田男)
青蛙土塀そのまま三十年
(大野林火)
青蛙飛んで鞍馬の写経どき
(大木あまり)
青蛙にびしよ濡れといふことあり
(安住敦)
青蛙乗りゐし如露をはづしけり
(日野草城)
青蛙花屋の土間をとびにけり
(原石鼎)
青蛙はるかにはるかに樹が倒れ
(桂信子)
青蛙仏足跡にとび降りたり
(阿波野青畝)
青蛙眉を尊ぶ師たりしより
(古舘曹人)
青蛙大和の国に獲て来つる
(日野草城)
雨の中手足そなへて青蛙
(角川源義)
あら草や旧址一壺の青蛙
(角川源義)
いとしさに見つゝし飽かね青蛙
(日野草城)
絲萩の露こぼしけり青蛙
(正岡子規)
掛稲よりひたと落ちしは青蛙
(高野素十)
かの日見し蝌蚪いまつくづくと青蛙
(加藤秋邨)
刈草の色を離るる青蛙
(高澤良一)
ここのところ非対称の葉叢青蛙
(山口青邨)
梢から立小便や青がへる
(小林一茶)
鉄板に息やはらかき青蛙
(西東三鬼)
軒雫落つる重たさ青蛙
(菅裸馬)
文字知らざりし頃の鳴声青蛙
(中村草田男)
もういいよ髭題目に青蛙
(阿波野青畝)
痩せて小さきも正座しまこと青蛙
(福田蓼汀)
やゝ枯れし秣にとぶや青蛙
(高浜虚子)
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蛙
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