
ビール
【鑑 賞】 ひとり飲むビール妻子に何頒たむ
昭和時代の俳人・石塚友二(いしづかともじ)の俳句作品。
一人でビールを飲む後ろめたさのような心境が感じられる句。
以下、季語「ビール」の解説です。
【表 記】
(漢字) ビール
(ひらがな) びーる
(ローマ字) biru
【季 節】
夏
【分 類】
人事
【意味・説明】
ビールの起源は、紀元前5000年以前ともいわれています。
【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
アメリカの大を語らひビール酌む
(大橋敦子)
うたかたのビールの泡と了ふ一日
(高澤良一)
オーダーのビールさうだなハイネッケン
(高澤良一)
交し飲むビールの琥珀胃の琥珀
(高澤良一)
この道にビール飲まさんと跼みけり
(永田耕衣)
ストーヴにビール天國疑はず
(石塚友二)
冷えすぎてビールなさざり夕蛙
(石川桂郎)
ひとりにて人を恋ひのむビールかな
(野村喜舟)
ひとり酌むビールを余す夕べかな
(高澤良一)
人もわれもその夜さびしきビールかな
(鈴木真砂女)
ビール溢れ心あふるる言葉あり
(林翔)
ビール一本夢に飲み干し楽しみな
(高浜年尾)
ビールうましおばこ唄へば褒めらるる
(皆川白陀)
ビール園神神もかく屯せし
(平畑静塔)
ビール酌むすててこ季となりにけり
(高澤良一)
ビール酌む腹のくびれに眼を落とし
(高澤良一)
ビール酌むや殺し文句もよしと聞き
(稲垣きくの)
ビールだコップに透く君の大きい指
(北原白秋)
ビール注ぐ泡盛り上り溢れんと
(高濱年尾)
ビールの泡口髯汚す飲みっぷり
(高澤良一)
ビールのほてり闇を圧して山の星
(阿部みどり女)
ビール飲み乾す黒人と目が逢ひて
(殿村莵絲子)
ビール箱に茄子を栽えけり窓の下
(岡本綺堂)
ビール馬車幻と過ぎ石畳
(楠本憲吉)
ビール壜砕かれありアイヌ酔泣きしか
(林翔)
ビール瓶二つかち合ひ遠ざかる
(細見綾子)
ビールほろ苦し女傑となりきれず
(桂信子)
ビールますますうましアンデスポテトかな
(高澤良一)
ミズコブの突きだしビールうまかりき
(高澤良一)
ミユンヘンのビールにしばし禁酒解く
(稲畑汀子)
【関連季語・子季語】
麦酒 生ビール
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