葉の上の露

白 露

 

【この一句】 快晴の白露の一日授かりぬ

昭和前期から令和初期にかけての俳人・稲畑汀子(いなはたていこ)の作品。

秋の清々しさが込められた句。

 

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以下、季語「白露」の解説です。

 


季 節


 


【分 類】


時候

 


【意味・説明】


白露とは、一年を24等分したものに季節の名前を付けた二十四節気の一つです。

白露の日付は毎年 9月8日頃となります。

9/7 ~ 9/22頃の期間を「白露」ということもあります。

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【例 句】


石のみの庭に立ちけり今日白露
(能村登四郎)

一会また神に給ひし白露の日
(河野扶美)

糸尻の掌になじみたる白露の日
(斉藤史子)

裏畑に鳥の来てゐる白露かな
(橋本榮治)

学徒ゆき山袴ゆき白露かな
(軽部烏帽子)

粥食つて腹透き徹る白露かな
(福永耕二)

刈り込みし垣に白露の風通う
(堤文子)

仮の世の両膝重き白露かな
(駒沢たか子)

忌日近づけて白露の日なりけり
(稲畑汀子)

今日白露その露も見ず入院す
(浜屋刈舎)

今日も又銀座の夜を歩す白露
(稲畑廣太郎)

偶然に買ひ得し一書白露の日
(高田風人子)

句会して共に昼餉や白露けふ
(大塚洋子)

草ごもる鳥の眼とあふ白露かな
(鷲谷七菜子)

けもの径侵す人間白露の日
(島村耕作)

閾をすべる雨戸いくつも白露の日
(桂信子)

清しさの天地あれな今日白露
(林翔)

朝刊を大きく開く白露かな
(佐藤瑛子)

漬梅の紅のひと粒白露の日
(飯田龍太)

手習の仮名も白露の夕べかな
(笹尾操)

何事も過ぎてゆくもの白露の日
(稲畑汀子)

二階から声のしてゐる白露の日
(桂信子)

薄明に妻着替へをり白露けふ
(堀口星眠)

白露にて已が咀嚼にも親しみぬ
(森澄雄)

白露の日忌日は美しき思ひ出に
(稲畑廣太郎)

白露の日召されし父の形見かな
(稲畑廣太郎)

人悼む筆を起こせし白露かな
(山田弘子)

鰡切つて白露の水を荒使ふ
(小泉八重子)

まつすぐに白露の日あり磧草
(小野恵美子)

水虫と交誼十年白露とよ
(都筑智子)

みちのくへ白露過ぎたる旅支度
(星野椿)

実を結び紫蘇衰ふる白露かな
(大岳水一路)

もの書くにきちんと座る白露かな
(加瀬美代子)

籾焼の温みながるる白露かな
(ながさく清江)

もろもろの音立ちあがる白露かな
(広瀬町子)

 


【関連季語・子季語】


白露降る

 


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