
春支度
【鑑 賞】 春支度すみたる庭に雨ぬくく
上林まさ女(うえばやしまさじょ)の俳句作品。
春もそれほど遠くなさそうな光景が目に浮かんでくる句。
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以下、季語「春支度」の解説です。
【表 記】
(漢字) 春支度
(ひらがな) はるじたく
(ローマ字) harujitaku
【季 節】
冬
【分 類】
人事
【意味・説明】
春支度とは、旧暦の時代には新春を迎えるための支度のことをいいましたが、現代では季節の変り目の用意としても用いられる季語です。
具体的には、床の間の掛け軸を取り替えたりすることです。
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【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
色街のしきたりを守り春支度
(大久保橙青)
畝傍山にいま日の当る春支度
(山本洋子)
掛け替へし襦袢の襟も春支度
(牧野右太代)
硝子窓拭きて日暮れぬ春支度
(則近文子)
妓を廃めて身ほとり淋し春支度
(吉田小幸)
子らの間に座つて居りて春支度
(長谷川かな女)
師の軸を掛けてをはりぬ春支度
(味冨蜆蝶)
年金の暮しに馴れて春支度
(中村清治)
野良着など繕ひ終へて春支度
(今井三千寿)
春支度京のしきたり嫁しるや
(風間さく)
抽斗のものより変へて春支度
(増成淡紅子)
引越もまた一流転春支度
(藤田美乗)
老人の宿痾に堪へて春支度
(平野山石)
【関連季語・子季語】
年用意 冬支度
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