初詣の茅の輪飾り

初 詣

 

【鑑 賞】山寺の雪やはらかし初詣

昭和時代の俳人・篠田悌二郎(しのだていじろう)の作品。

新年のおごそかなで静かな雰囲気が感じられる句。

 

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以下、季語「初詣」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) 初詣

(ひらがな) はつもうで

(ローマ字) hatsumode

 


季 節


新年

 


【分 類】


人事

 


【意味・説明】


初詣とは、年の始めに神社や仏閣にお詣りすることをいいます。


Hatsumode is a visit to a shrine or temple at the beginning of the year.

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【俳句例】


※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。

いみじくも奏ずるかけひ初詣
(五十嵐播水)

えりあしのましろき妻と初詣
(日野草城)

女坂人声のして初詣
(高野素十)

土器の神酒冷たき初詣
(池田秀水)

君も我も明治の生れ初詣
(星野立子)

くれなゐの袂かかへる初詣
(石原八束)

子を抱いて石段高し初詣
(星野立子)

左右より松の梢や初詣
(山口青邨)

参道の直なる歩み初詣
(皆吉爽雨)

ちりひぢの旅装かしこし初詣
(竹下しづの女)

仲見世はあとの楽しみ初詣
(今井つる女)

ぬかづきて我も神の子初詣
(鈴木花蓑)

初詣秋葉天狗の赤電車
(百合山羽公)

初詣一度もせずに老いにけり
(山田みづえ)

初詣受けて平家の赤破魔矢
(百合山羽公)

初詣ことしのひかり射さぬ間を
(及川貞)

初詣善男善女の代に似たり
(香西照雄)

初詣帝釈さまのよもぎもち
(山口青邨)

初詣誰にともなき土産物
(鈴木花蓑)

初詣小さき宮の神仏
(長谷川かな女)

初詣羽田航空神社かな
(高澤良一)

初詣雪見事なる太鼓橋
(鈴木花蓑)

人波に旨く乗りけり初詣
(高澤良一)

人波に何か淋しく初詣
(高木晴子)

人々を率てちらばりて初詣
(高浜虚子)

平凡な妻になりたき初詣
(菖蒲あや)

幣をただ替えて山祇初詣
(皆吉爽雨)

みたらしに杓の灯影や初詣
(五十嵐播水)

夜風添ふ篝の火の粉初詣
(富安風生)

両の手にあまる鈴の緒初詣
(五十嵐播水)

 


【関連季語・子季語】


初伊勢

 


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