【季 節】
夏
【分 類】
天文
【意味・説明】
雹(ひょう)は、雲から降ってくる氷粒のことです。
雹が降ることを「降雹(こうひょう)」といいます。
雹は夏に発生することが多く、粒の小さいものは「霰(あられ)」と呼ばれます。
Hail is the ice grain that comes down from the clouds.
It is called “kohyo(hailstorm)” that hail comes down.
Hail often occurs in summer, and something small of a grain is called “arare(hail)”.
【例 句】
暁の雹をさそふやほとゝぎす
(宝井其角)
雹晴れて豁然とある山河かな
(村上鬼城)
山百合に雹を降らすは天狗かな
(渡辺水巴)
烈日やころげし雹に草の影
(原石鼎)
雹にうたれ白さも白し大桜
(長谷川かな女)
二つ三つとびたる雹や秋夕立
(高野素十)
日輪にさわりなき雹止みにけり
(萩原麦草)
紫陽花にたばしる雹や雨の中
(西島麦南)
天よりの大粒の雹宝珠型
(山口誓子)
常住の世の昏みけり雹が降る
(中村草田男)
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