陽炎の中の草々

 


季 節


 


【分 類】


天文

 


【意味・説明】


陽炎は、密度の異なる空気が混ざり合うことで起こる現象です。

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【例 句】


いとけなき陽炎のぼる象の尻
(加藤楸邨)

陽炎にいらか並ぶや遊女町
(寺田寅彦)

陽炎にめしを埋る烏哉
(小林一茶)

陽炎によごれ気安し雀らは
(西東三鬼)

野馬に子共あそばす狐哉
(野沢凡兆)

かげろふに寝ても動くや虎の耳
(榎本其角)

陽炎のありか争ふ童べかな
(幸田露伴)

陽炎の中に二間の我が庵
(高浜虚子)

陽炎の夢をつなぐか須磨の花
(松岡青蘿)

陽炎や景清入れし洞の口
(炭太祇)

かげろふや影ばかりなる佛たち
(芥川龍之介)

陽炎や薬の賣る廣小路
(井上井月)

陽炎や死を言ひてまた死を思はず
(百合山羽公)

陽炎や手欄こぼれし橋ばかり
(室生犀星)

陽炎や名もしらぬ虫の白き飛ぶ
(与謝蕪村)

陽炎や破れ小靴が藪の中
(飯田龍太)

陽炎や鱒の逃げたる網よりも
(松瀬青々)

陽炎や遊女の嘘はたくみにて
(尾崎紅葉)

糸遊や弁財天まで船に乗り
(森澄雄)

枯芝やややかげろふの一二寸
(松尾芭蕉)

深沼の陽炎を恋ひ籠りゐる
(阿部みどり女)

ちらちらと陽炎立ちぬ猫の家
(夏目漱石)

野の果はいつも陽炎置くところ
(稲畑汀子)

まさご路や陽炎を追波がしら
(高井几董)

老牛に道をゆづられ陽炎へり
(三橋鷹女)

 


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