牡蠣

牡 蠣

 

【鑑 賞】ナプキンの角に日あたり牡蠣料理

昭和前期から平成中期にかけての俳人・桂信子(かつらのぶこ)の作品。

穏やかな午後の情景が目に浮かんでくる句。

 

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以下、季語「牡蠣」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) 牡蠣

(ひらがな) かき

(ローマ字) kaki

 


季 節


 


【分 類】


動物

 


【意味・説明】


牡蠣は、食用、薬品、化粧品、建材などとして利用されています。


Oysters are used as food, medicine, cosmetics, and building materials.

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【俳句例】


※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。

あら玉の牡蠣と狂歌に読めりける
(尾崎紅葉)

岩牡蠣のやうな爺ゐてさざえ売る
(高澤良一)

お手本と云へれば云へる牡蠣の意地
(高澤良一)

牡蠣つつき生涯嫁ぐことなきか
(菖蒲あや)

牡蠣に添ふ二つのみある銀フオーク
(及川貞)

牡蠣の酢に和解の心曇るなり
(石田波郷)

牡蠣の宿青楼ちかく灯りけり
(石原舟月)

牡蠣よりは海苔をば老の売りもせで
(松尾芭蕉)

牡蠣をむく火に鴨川の嵐かな
(高浜虚子)

呉線の小さき町も牡蠣の浦
(富安風生)

時雨光る砂地松葉と牡蠣殼と
(細見綾子)

島かげの牡蠣殻みちの草紅葉
(石原八束)

十月や牡蠣舟を出てたたかひに
(森澄雄)

新月を揺る波に泣く牡蠣割女
(飯田蛇笏)

占領地区の牡蠣を将軍に奉る
(西東三鬼)

だまり食ふひとりの夕餉牡蠣をあまさず
(加藤楸邨)

浜名湖の女波ばかりや牡蠣割女
(百合山羽公)

春の夜の牡蠣小さくはしら大きくいみじ
(久保田万太郎)

比喩探しをればするんと牡蠣剥かる
(秋元不死男)

渺々と海はありけり牡蠣割女
(鈴木真砂女)

広島のたか菜は牡蠣は餘寒かな
(久保田万太郎)

ひろびろと酢牡蠣味はふ舌があり
(高澤良一)

不況すすむ牡蠣だぶだぶと粥の海
(河野南畦)

冬帽を買ひてもさみし牡蠣食ひても
(安住敦)

松島の松の雫の小粒牡蠣
(細見綾子)

水底に死魚の骨揺れ牡蠣舟揺れ
(桂信子)

屋根瓦波うつよ牡蠣うまからん
(永田耕衣)

夕波や牡蠣に老いたる船の腹
(芥川龍之介)

揺れてゐることを忘れて牡蠣船に
(稲畑汀子)

レモン添え外食めきぬ牡蠣フライ
(高澤良一)

 

 


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