かき氷と団扇

かき氷

 

【鑑 賞】一団は八月大名かき氷

大正末期から平成初期にかけての俳人・百合山羽公(ゆりやまうこう)の作品。

「八月大名」という言葉から楽しさが感じられる句。

 

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以下、季語「かき氷」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) かき氷

(ひらがな) かきごおり

(ローマ字) kakigori

 


季 節


 


【分 類】


人事

 


【意味・説明】


かき氷は、「夏氷」「氷水」などとも呼ばれます。


“Kakigori” is also called “natsugori” or “korimizu”.

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【俳句例】


※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。

かき氷粗きを契し湖北なる
(亀井糸游)

かき氷哀し風紋の変幻に
(伊丹公子)

かき氷食ひ桔梗の花を見る
(田中裕明)

かき氷ほろと崩れて美濃にあり
(藤田あけ烏)

掻き氷水にもどりし役者かな
(橋閒石)

かき氷胸元深く食ひこぼす
(右城暮石)

象潟の厩浮雲かき氷
(斉藤夏風)

食べ残る頃に色よき掻き氷
(土生重次)

奈良の樹々隙間かゞやく掻き氷
(右城暮石)

むづかしき碑林より先づかき氷
(有馬朗人)

 


【関連季語・子季語】


氷水  夏氷  削り氷

 


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