【季 節】
春
【分 類】
時候
【意味・説明】
如月は、旧暦の二月の異称です。
スポンサーリンク
【例 句】
きさらぎのあえかな渦も大鳴門
(上村占魚)
きさらぎのあけくれ波の音ばかり
(鈴木真砂女)
きさらぎの一夜をやどる老舗かな
(飯田蛇笏)
如月の牛をうながす夜潮の香
(長谷川かな女)
きさらぎの風にも覚めぬ翁かな
(永田耕衣)
如月の櫟林の日ざしかな
(野村喜舟)
如月のことに閏の月繊く
(永井龍男)
きさらぎの暦を切って落しけり
(高澤良一)
きさらぎの信濃や鯉と松葉酒
(福田蓼汀)
きさらぎの捨てて火ばしる爐灰かな
(西島麦南)
きさらぎの墨滓固き硯かな
(飯田蛇笏)
きさらぎのひじき煮る日は友を呼ぶ
(坪内稔典)
きさらぎの灯のさしこめる柩かな
(永田耕衣)
きさらぎの日和もよしや十五日
(上島鬼貫)
きさらぎの風塵たちぬ墓籬
(西島麦南)
きさらぎの門標をうつこだまかな
(飯田蛇笏)
きさらぎの藪にひびける早瀬かな
(日野草城)
如月の夜風どこぞの家とざす
(富田木歩)
きさらぎは薄闇を去る限のごとし
(飯田龍太)
きさらぎや火燵のふちを枕本
(服部嵐雪)
【関連季語・子季語】
【他の季語を探す】
◇ 春の季語
◇ 夏の季語
◇ 秋の季語
◇ 冬の季語
◇ 新年の季語
◆ 五十音で探す
スポンサーリンク