三日月

夏の月

 

【鑑 賞】 夏の月うかれ坊主の浮かれけり

大正初期から昭和中期にかけての小説家・俳人である久保田万太郎(くぼたまんたろう)の俳句作品。

「うかれ」、「浮かれ」の語呂が面白い句。

 

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以下、季語「夏の月」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) 夏の月

(ひらがな) なつのつき

(ローマ字) natsunotsuki

 


季 節


 


【分 類】


天文

 


【意味・説明】


単に「月」とした場合は秋の季語となり、他の季節であれば「春の月」「夏の月」「冬の月」とします。

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【俳句例】


※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。

仰ぎゆく通夜の寺まで夏の月
(高澤良一)

家建てるまで空があり夏の月
(高澤良一)

うつし世に妻はきよけし夏の月
(原石鼎)

大井川波に塵なし夏の月
(松尾芭蕉)

されば此の山にもたれて夏の月
(広瀬惟然)

たまゆらの道べの熟睡夏の月
(相馬遷子)

投函に出でて蹤き来る夏の月
(高澤良一)

堂守の小草ながめつ夏の月
(与謝蕪村)

友ぶねにすでに酔ひどれ夏の月
(久保田万太郎)

夏の月蚕は繭にかくれけり
(渡辺水巴)

夏の月片くらがりの芭蕉かな
(鈴木花蓑)

夏の月鰈は骨のうつくしき
(宇佐見魚目)

夏の月御油より出でて赤坂や
(松尾芭蕉)

夏の月皿の林檎の紅を失す
(高浜虚子)

夏の月ジャンクは岸とわめきあふ
(成瀬桜桃子)

夏の月大地に軒を並べけり
(阿部みどり女)

夏の月男女つどへば上るかな
(波多野爽波)

夏の月近く二階の子供部屋
(高澤良一)

夏の月佃煮買うて帰宅かな
(滝井孝作)

夏の月水のいのちを纏ひけり
(栗林千津)

夏の月道広く道端の我家
(滝井孝作)

ぬけがけの淺瀬わたるや夏の月
(与謝蕪村)

寝ころんで俳諧安居夏の月
(河野静雲)

掃流す橋の埃や夏の月
(炭太祇)

はるか来し大寺泊り夏の月
(柴田白葉女)

拾ひ来し亀に酒のます夏の
(高田蝶衣)

更けて来て宿を叩くや夏の月
(井上井月)

古君の化粧上手や夏の月
(高井几董)

夜水とる里人の聲や夏の月
(与謝蕪村)

我が庵の臼は榻なり夏の月
(西山泊雲)

われ鐘のひびきもあつし夏の月
(立花北枝)

 


【関連季語・子季語】


 


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