薄桃色の梅の花

 


季 節


 


【分 類】


時候

 


【意味・説明】


旧暦の場合、二月の異称は如月です。

「二ン月(にんがつ)」と四音で使われることもあります。

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【例 句】


ある日子が主婦の座につく梅二月
(篠田悌二郎)

うすじろくのべたる小田の二月雪
(松村蒼石)

おもふことみなましぐらに二月来ぬ
(三橋鷹女)

かはらけの宙とんでゆく二月かな
(桂信子)

川添ひの片頬つめたき二月かな
(高浜虚子)

切株に鶯とまる二月かな
(原石鼎)

こぎん織二月尽きんとしてこまやか
(長谷川かな女)

太陽の匂ひこよなき二月かな
(阿部みどり女)

たしかめて二月の衣嚢音すなり
(長谷川双魚)

たんぽぽの二月の花の地にしづみ
(皆吉爽雨)

手鏡や二月は墓の粧ひ初む
(石田波郷)

二月には甘納豆と坂下る
(坪内稔典)

二月はや天に影してねこやなぎ
(百合山羽公)

二ン月の備前富士あり藺田の上に
(岸風三楼)

二ン月や松にもつれて絲柳
(西山泊雲)

のどをかく肢のはやさや二月猫
(原石鼎)

墓掘の膚土くさき二月かな
(西島麦南)

はじめての外出まぶしき二月かな
(阿部みどり女)

母思ふ二月の空に頬杖し
(長谷川かな女)

ひとさしの舞のあはれや二月尽
(福田蓼汀)

 


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