
温 石
【鑑 賞】 草庵に温石の暖唯一つ
明治中期から昭和中期にかけての俳人・高浜虚子(たかはまきょし)の俳句作品。
寒々しい冬の光景が目に浮かんでくる句。
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以下、季語「温石」の解説です。
【表 記】
(漢字) 温石
(ひらがな) おんじゃく
(ローマ字) onjaku
【季 節】
冬
【分 類】
人事
【意味・説明】
温石(おんじゃく)とは、あたためた石を布などでくるんで懐(ふところ)に入れて暖を取るもののことです。
平安時代の末期頃には習慣とされていたといわれています。
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【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
家々に柿温石を抱くごとし
(太田土男)
温石にひたと硯の主泣く
(長谷川零餘子)
温石のさめぬうち也わかなつみ
(小林一茶)
温石の抱き古びてぞ光りける
(飯田蛇笏)
温石の冷えて重しや座業了ふ
(木附沢麦青)
温石や人にすすむる武玉川
(龍岡晋)
温石を手首に結へ大根引
(高浜年尾)
温石を焼きし渚に舟繋ぐ
(久保武)
隅つこの座もよし温石ぬくめいる
(富田潮児)
竹情の温石花意の懐炉かな
(菅原師竹)
【関連季語・子季語】
懐炉
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