風に揺れる麦の穂

秋 分

 

【この一句】 秋分のときどき雨や荏のしづく

明治中期から昭和中期にかけての俳人・飯田蛇笏(いいだだこつ)の作品。

秋の季節感に満ちた、とても落ち着いた雰囲気が感じられる句。

 

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以下、季語「秋分」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) 秋分

(ひらがな) しゅうぶん

(ローマ字) shubun

 


季 節


 


【分 類】


時候

 


【意味・説明】


秋分とは、一年を24等分したものに季節の名前を付けた二十四節気の一つです。

秋分の日付は毎年 9月23日頃となります。

9/23 ~ 10/7頃の期間を「秋分」ということもあります。

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【例 句】


秋分の明るき昼の仮寝かな
(山田葱風)

秋分の井戸に昼間の星ありき
(柳川晋)

秋分の男松より夕日さす
(田平龍胆子)

秋分の風に乗りたる鳩の羽根
(鳴海清美)

秋分の牛生といふ町潮ぐもり
(阿部みどり女)

秋分の正午の日ざし真向にす
(菅裸馬)

秋分の正しき没り日拝みけり
(小原菁々子)

秋分の展墓日和となりにけり
(今井千秋)

秋分の灯すと暗くなっていし
(池田澄子)

秋分の匂袋に振り向きぬ
(山田六甲)

秋分の日輪赤く西山に
(森脇はじめ)

秋分の日にすぢかひや鳴子縄
(織田烏不関)

秋分の日の音立てて甲斐の川
(広瀬町子)

秋分の日の花増える町の中
(藤田哲肖子)

秋分の日の饅頭の膨れけり
(長田秋男)

秋分の日の御仏と枯れ給ふ
(皆川白陀)

秋分の木造駅舎の日章旗
(高澤良一)

秋分の湯殿の岩を踏みにけり
(佐藤鬼房)

秋分の六時に雨戸繰り終る
(大橋晄)

秋分や兄が木魚を叩く音
(小山陽子)

秋分や雨にくぐもる人の声
(金子つとむ)

秋分やいそしむこころやうやくに
(岩城久治)

秋分や雲のゆきかふ始発駅
(鈴木藤子)

秋分や光陰をつむ五輪塔
(卜部黎子)

秋分や野に添う水を湖が待つ
(丸山佳子)

秋分や葉をみつみつの翌檜
(岸田稚魚)

秋分やまだ日の強き寺の道
(小渕二美江)

嶺聳ちて秋分の闇に入る
(飯田龍太)

山かがし秋分の日の草に浮く
(松村蒼石)

陵守の父に秋分の餉がとど
く(松村蒼石)

 


【関連季語・子季語】


秋分の日

 


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