
ソーダ水
【鑑 賞】 一生の樂しきころのソーダ水
大正時代から昭和後期にかけての俳人・富安風生(とみやすふうせい)の俳句作品。
自分の人生を懐かしむ気持ちが強く感じられる句。
以下、季語「ソーダ水」の解説です。
【表 記】
(漢字) ソーダ水
(ひらがな) そーだすい
(ローマ字) sodasui
【季 節】
夏
【分 類】
人事
【意味・説明】
ソーダ水は、「ソーダ」「炭酸水」と呼ばれることもあります。
レモネードに重曹(じゅうそう)を加えたものが、歴史的に最初とされています。
【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
青赤の互に映りソーダ水
(高浜虚子)
いま言ひし嘘がかなしきソーダ水
(岡本眸)
今の劇思ひつゞけぬソーダ水
(阿部みどり女)
幼くもなしソーダ水赤えらび
(八木三日女)
空港のかかる別れのソーダ水
(成瀬櫻桃子)
心ゆく許りの二人ソーダ水
(高浜虚子)
鹿の如き瞳をもてるなりソーダ水
(行方克巳)
ソーダ水言訳ばかりきかされぬ
(加藤楸邨)
ソーダ水北浜の月黄なる夜の
(下村槐太)
ソーダ水くゝみて酔のさめがたき
(日野草城)
ソーダ水水位を人に合はせゐる
(上田日差子)
ソーダ水に卓上何もなかりけり
(松根東洋城)
ソーダ水につぶやかれこの長き予後
(楠本憲吉)
ソーダ水巴里に老いたる女かな
(有馬朗人)
ソーダ水日覆の奥の卓に黄に
(大野林火)
ソーダ水毘沙門さまは宵のくち
(磯貝碧蹄館)
そのことはもう言はぬ筈ソーダ水
(村山故郷)
旅日記こゝに終りてソーダ水
(星野立子)
逃亡のいのちもて吸ふソーダ水
(飯田蛇笏)
春惜むくちびる紅しソーダ水
(日野草城)
娘等のうか~あそびソーダ水
(星野立子)
紫のソーダ水ありまづからん
(星野立子)
モガ・モボ展一渡り見てソーダ水
(高澤良一)
喪服着る叔母と会ひたるソーダ水
(皆吉司)
落雷の近しとおもふソーダ水
(鈴木真砂女)
【関連季語・子季語】
曹達水 炭酸水
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