
竜田姫
【鑑 賞】 高齢でなくて紅齢竜田姫
中野京子(なかのきょうこ)の俳句作品。
「紅齢」という言葉が印象に残る句。
以下、季語「竜田姫」の解説です。
【表 記】
(漢字) 竜田姫 龍田姫
(ひらがな) たつたひめ
(ローマ字) tatsutahime
【季 節】
秋
【分 類】
天文
【意味・説明】
竜田姫(たつたひめ)とは、日本の秋の女神で、秋をつかさどるとされています。
秋の「竜田姫」に対して、春をつかさどる女神が「佐保姫(さほひめ)」です。
【俳句例】
※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。
あかべこの向きを変へたる竜田姫
(佐藤凉宇子)
雨に来て雨に帰りぬ竜田姫
(奥田筆子)
鬼女となるまでのくだりや竜田姫
(小泉三枝)
このニュースいかなお気持竜田姫
(丸山佳子)
酒盛りや落人村の竜田姫
(伊藤武文)
竜田姫降り立ついてふ寺の鐘
(古林田鶴子)
竜田姫心開いてくれさうな
(高橋将夫)
竜田姫心模様に山染むる
(佐瀬晶子)
竜田姫去りて残さる老教師
(瀬下るか)
竜田姫下絵いくつも提げて来る
(浅沼久男)
竜田姫瀧の柱は粧はずに
(高澤良一)
竜田姫超能力をわたしにも
(丸山佳子)
竜田姫手すさびに弾くヴァイオリン
(多々良敬子)
竜田姫の紅の衣か楓並木
(高野昌代)
竜田姫待たせ日捲りうすくせり
(来海雅子)
竜田姫山より里へ紅をさす
(藤見佳楠子)
竜田姫やよ我が足を弱らすな
(藤田湘子)
竜田姫夜泣き銀杏に袖振りぬ
(井村和子)
頭皮ももいろ竜田姫の酩酊す
(雨村敏子)
見えかくれしつつ現れたり竜田姫
(長屋璃子)
目薬を差したり竜田姫の地図
(丹沢亜郎)
もみぢ葉の一葉をいつき竜田姫
(松瀬青々)
吉野山をゆつくり下る竜田姫
(岡真紗子)
【関連季語・子季語】
佐保姫
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