霜柱

霜 柱

 

【この一句】 山の辺の巫女の通ひ路霜柱

大正前期から平成初期にかけての俳人・阿波野青畝(あわのせいほ)の作品。

霜柱を踏みつつ歩く巫女の姿を想像せずにはいられなくなる句。

 

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以下、季語「霜柱」の解説です。

 


【表 記】


(漢字) 霜柱

(ひらがな) しもばしら

(ローマ字) shimobashira

 


季 節


 


【分 類】


地理

 


【意味・説明】


霜柱は、寒さによって地面の水分が凝結して、地表を押し上げるものです。

針を立てて並べたような形をしています。


Shimobashira (frost columns) is a thing that moisture on the ground condenses due to the cold, pushing up the ground surface.

It has a form where the needle was stood and put in order.

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【例 句】


生垣や人侘びて庭に霜柱
(河東碧梧桐)

大寺や庭一面の霜柱
(高浜虚子)

落残る赤き木の実や霜柱
(永井荷風)

恪勤の一路隆めぬ霜柱
(香西照雄)

からくりの糸いづこにも霜柱
(宇佐美魚目)

菊も刈り芒も刈りぬ霜柱
(正岡子規)

玄室の階の数歩や霜柱
(斉藤夏風)

苔青き踏むあたりにも霜柱
(河東碧梧桐)

霜柱兄の欠けたる地に光る
(西東三鬼)

霜柱ぐわらぐわらくづし獣追ふ
(前田普羅)

霜柱ここ櫛の歯の欠けにけり
(川端茅舎)

霜柱この土をわが墳墓とす
(加藤楸邨)

霜柱金色堂は鎖されて
(石井露月)

霜柱しらさぎ空に群るゝなり
(久保田万太郎)

霜柱そだちし石のほとりかな
(川端茅舎)

霜柱倒れつつあり幽かなり
(松本たかし)

霜柱伸び霜柱押し倒す
(右城暮石)

霜柱はがねのこゑをはなちけり
(石原八束)

霜柱ふみてけはしき眉目なる
(阿部みどり女)

霜柱踏めば障子を開く僧
(野村泊月)

霜柱また年送るこの村に
(百合山羽公)

霜柱もつとも深きところを踏み
(行方克巳)

土ともに崩るる崕の霜柱
(正岡子規)

つる枯るる埴崕くづれ霜柱
(飯田蛇笏)

峠路の句碑をうづむる霜柱
(飯田蛇笏)

亡き友は男ばかりや霜柱
(秋元不死男)

縄帯の悴いくつぞ霜柱
(小林一茶)

掃きすてし今朝のほこりや霜柱
(高浜虚子)

一筋といふや師弟の霜柱
(古館曹人)

人の家の情に住んで霜柱
(石塚友二)

 


【関連季語・子季語】


  初霜  霜くずれ

 


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